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映画の社会学2011第9,10講 批評的方法(3)原作と映画 [映画の社会学]

映画の社会学 第9,10講 批評的方法(3) 原作と映画

 『阪急電車』の続きです。映画では小説にはまったく書かれていないシーンがあります。時江が犬を飼うことを決めたきっかけになる出来事です。電車の中で時江の夫によく似た(俳優が同じなので顔は全くお泣く)男性と遭遇するというエピソードです。この男性、実は悦子の彼氏なのですが、その男性の顔や雰囲気にまつわる出来事が時江の夫とそっくりに描かれています。
 このシーンを追加した理由は、監督によれば、「時江自身も救われるべき」という意図だそうです。つまり監督の登場人物への愛ということでしょう。このほんの短い、そして物語自体には影響しない絵歩ソードが映画全体の雰囲気を盛り上げることにつながっているような気がします。

 映画の中には原作とは異なった場所が舞台として設定されている作品があります。たとえば『Little DJ』では横須賀(原作)から函館(映画)へ、『クローズド・ノート』では東京近郊から京都、奈良へ変更されています。
 こうした舞台の変更にはいくつかの理由があります。

1.映像化したときに舞台としてのイメージに合致する場所

2.FCによる誘致活動の成果

3.撮影の容易さ



<第2回リポートの案内>

課題:『手紙』の原作と映画の相違点について

映画と原作小説における2点の相違点について、相違点(変更点)が映画にもたらした効果や意義について論述してください。

1.主人公が漫才師
 →原作ではミュージシャン
2.相方は中学2年からの親友
 →小説では偶然出会ったバンドのメンバー

課題作品:

『手紙』(2006年11月公開)

監督:生野慈朗、脚本:安倍照雄、清水友佳子
原作:東野圭吾『手紙』文春文庫

提出期限:2011年12月8日(木曜日)授業開始時間

<リポートの注意事項>
小論文にすること。
感想文や作文にしないこと。
箇条書きやメモ書きの様式ではなく、文章で表現すること。
自分の主張に関する「根拠」を明確に論述すること。

字数:800字以上
リポート提出方法:MICCSあるいは電子メールを利用すること


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